住宅ローンの賢い借り方・返し方を
「自己資金」「借り入れ先」「金利タイプ」「返済計画」の4つの要素に分け、
それぞれのポイントを分かりやすく解説します。
世界的な金融危機により、不安定になりつつある金利。そんな今だからこそ、将来的なリスクをしっかりと把握して、複数の金利タイプを比較した上で選びましょう。
■ 数年後に金利が大幅に上がる可能性も考えて
世界的な金融危機が叫ばれる現在、金利は不安定ですが、今はまだ低金利時代。2008年9月現在、3.45%の住宅金融支援機構・基準金利も、17年前は5.50%でした。今から5年後・10年後に、このような高金利時代が訪れないとも限りません。もちろん、金利の変動は、誰にも「こうなる」と言うことはできません。しかし、安心感で言えば断然、変動金利や固定金利選択型より、固定金利。月々の返済額が無理なく払える金額なら、今はまだ固定金利をおすすめします。
■ 長期・短期を組み合わせ将来のリスクを回避
「固定金利が安心なのは分かるけど、やっぱり差し当たっての返済額が大きくなるのは困る」という人には、フラット35などの長期固定金利と、金利の低い短期間の固定金利選択型の組み合わせがおすすめ。例えば借入額の半分を長期固定に、もう半分を短期固定にすれば、両方のリスクを半減させることができます。また、将来的に金利が上がりそうなら短期固定の分を、下がりそうなら長期固定の分を繰り上げ返済していけば、さらに賢い返済ライフを送れるはずです。
1 | まだまだ低金利時代の今なら、やっぱり固定金利のほうが安心! |
2 | 長期固定と短期固定のいいとこ取りなら、それぞれのリスクを半減! |
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