リビングのコーナーから眺めるLDK全景。建具の高さを天井高と同じ2.5mに揃え、下がり壁のない空間を実現している。
和とモダンが融合 素材感にこだわった二世帯住宅 新潟市 T邸
ゆったりとした土地に立つT邸は、延床面積64坪の二世帯住宅。玄関に入ると、上質感あふれるタイルの壁が迎えてくれます。「両親が住みやすいように機能性を重視しながら、デザインはモダンで落ち着いた雰囲気を目指しました」(奥様)。 30畳の広々としたLDKを引き締めるのは重厚なセラミックトップキッチン。ウォールナットの羽目板が張られた下がり天井や、間接照明が落ち着いた雰囲気を演出します。LDKの一角に配された和室も、間接照明付きの床の間が印象的な空間。室内に圧迫感を与えずに目隠しできる格子戸もインテリアのポイントです。「高い気密断熱性能に熱交換型の換気扇も備えられており、寒い時期も暖かく快適に過ごせました」(奥様)。
高級感漂うキッチンはLIXIL社のリシェルSI。下がり天井の立体的な寄せ木は無垢パネル。
間接照明や金色の壁紙が目を引く和室は、格子戸を閉じれば個室風の空間になる。ロールスクリーンで完全に目隠しすることもできる。
廊下の突き当たりに設けられた幅1.8mの洗面台は2人で並んで使える広さ。奥には4畳の脱衣室兼ランドリーが続く。
水平方向にゆったりと広がるファサード。アオダモやクロモジ、ソロなどの庭木が建物の表情をやわらげている。耐震等級は最高等級の3をクリア。
シンプルなリビングに似合うフロートタイプのTVボードはパモウナ社製。ソファやテーブルもモノトーンで統一している。
広いシューズクロークを備えた玄関は、600mm角の大判タイルが上質な雰囲気を演出する。正面の壁はLIXIL社のタイル。
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お客様の声
はじめは大手ハウスメーカーさんも検討していましたが、最終的に価格や性能のバランスの良さに魅力を感じアドハウスさんに依頼を決めました。玄関ホールに絵を飾れるようにピクチャーレールを付け、照射角度を変えられるユニバーサルダウンライトで照らせるようにしたのもこだわりの一つです。それから、ダイニングの掃き出し窓の外に5畳程の軒が掛かったテラスがあり、ここでバーベキューをするのも楽しみです。
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担当スタッフコメント
耐震性能にもこだわっており、耐震等級は3。地震のエネルギーを吸収し、揺れを小さく、早く抑えられる制震ダンパーも搭載しています。また、アプローチにスロープを設けるなど、バリアフリーも意識して設計を行いました。1階のテラスだけでなく、2階のベランダも5畳ほどの広さがあり、ここでお茶をしながらくつろぐことができます。玄関やテラスと同じように600mm角の大判タイルで美しく仕上げました。
設計 田邊 龍司
DATA | |
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家族構成 | 夫婦 両親 |
竣工日 | 2023年03月 |
構造 | 木造軸組工法 |
延床面積 |
212.67m²
(64.20坪)
1F 132.21m² (39.91坪) 2F 80.46m² (24.29坪) |
設計者 | 田邊 龍司 |